【白血病 闘病記】

2022.8〜 急性骨髄性白血病を発症。別ブログで【闘病記】を書いていたものを、こちらにも残しておきます

【闘病記】花粉症とかガン友とか

桃や梨、葡萄に林檎…

美味しいフルーツが出始める頃から、食卓にあがるフルーツ度と比例し、秋の花粉症が加速します。

 

 

シャインマスカットを食べる頃には、秋の花粉症はピーク時期!

そして9月は毎年調子が悪い

台風などの気圧の影響もあるのでしょうね。

 

花粉症の原因1番はブタクサ!

ブーちゃんめ!

春のスギ花粉より私は重いです…。

寝不足、鼻詰まり、頭重く、どんより…

 

 

このブタクサ花粉症を伴う不調期も、10月に入ると抜け出せる。

何ごともなかったかのように。

スーッと。

気づけば秋の空の高さを爽やかな気持ちで眺めている自分になっている。

 

 

毎年毎年のこのサイクルが不思議です。

 

 

 

 

 

花粉症はいつか終わりが来るから「まぁ、もう直ぐ終わるしな」と我慢もできます。

 

 

しかし、終わりがはっきりしない病気と闘うということは、何かこう…彷徨い歩く旅のようで悶々とします。

 

 

 

 

 

先日、ガン友仲間4人で2回目のランチをした時もそんな話。

 

 

 

1回目は日赤近くのファミレスにて。

昨年12月に入院した方が5回の入退院の治療を終えて本退院。晴れて皆がシャバww に出られたお祝いです!

 

 

 

 

子育て中の40代ママさん3人と50代だけどまだ中学生母さんの私の4人で集まりました。

 

 

みんなアノ入院中とは違って、メイクしてウィッグして、誰だか最初はわからないくらい。特に私は「えー?わかんなかったー!全然違う!別人!」って驚かれて。

 

 

あー

はい、はい、わかってます。

別人28号です!

(メガネに帽子にガリガリげっそりの三途の川の老婆でしたから)

 

 

 

治療話もさることながら、メインはママだからね、子育て話です。

 

 

入院中も、看護師さんらが呆れるくらい、ワイワイガヤガヤと話をしていた仲間達。私は元気な時期にしか加われなかったのですが、とにかく笑い声が絶えなかったなー。

 

 

入院中は誰かと何か話さないと、話し方を忘れてしまう。口輪筋も衰える。表情が不自然、おかしくなる。これ、ほんと!

だから、看護師さんとのちょっとした会話も、治療の一環だったのだなと改めて感謝です。

 

 

 

2回目ランチは、夏休みが終わってママ達がホッとする時期に集まりました。

 

お1人は調子が悪くて来られずでした

 

 

 

ガン友さん達と話をしていて、ママ話も楽しいですが、最後らへんになると、やっぱり根底にある不安感を吐露し出します。

 

 

 

退院して治療は終わっても終わりじゃない。

 

外来前は不安が増して暗くなる。

 

検査結果が出るまでは落ち着かないよねって。

 

今回は大丈夫かなぁって。

 

 

 

 

今回は移植無しの3人だったので、再発の恐怖と移植になったら…と想像しては、3人して絶望感。

いつまでこの幸せは続くのか?

 

って、その繰り返し。

 

聴きながら、私もだよー!です。

 

こんな話は普通のママ友とはできません。

やっぱり、ガン友ならではです。

 

 

 

 

 

「先が見えない」というのは、病気だろうが健康体だろうが変わらない。

だけど、

病気になってしまったからには、この見えない恐怖から逃れることはできなくて。

 

 

辛いんだけど、この気持ちとうまく付き合っていくしかないわけで。

 

病名は同じであっても、予後は人それぞれ。

 

 

終わったようで終わってない。

 

 

終わりがあるようで…      ない。

 

 

だけど、なんだろな、これから生きていくにあたり、何かしらの区切りや目安があるといいなと思う。

 

 

それがどんな事や時なのか、今はわからないけれど、いつか、(あっ、終わりがみえるってこういう感覚かなって)腑に落ちる時が来るのだろうと期待をしています。

 

 

いつかパッ〜っとはれる日がくる、きっと。

 

 

鼻水すすってる花粉症に区切りがあるように。