きの【白血病 闘病記】

2022.8〜 急性骨髄性白血病を発症。別ブログで【闘病記】を書いていたものを、こちらにも残しておきます

【闘病記】占いなんて信じま……

 

 

2月の本退院前に書きつらねた

 

 

【退院したらやりたいことリスト】

 

 

その上位にも書いていた、「占い」に思い立って行ってきました。

 

 

 

突然の一人ぶらりミニ旅。

ミニとつくのは県内だから。

 

 

娘が上田市で用事があり、送り迎えの待ち時間7時間。帰宅してまた迎えでもよかったのだけど、体調も良かったので、「えいやっ!」と気合を入れて清里まで車をとばすこと、

 

 

 

2時間…半

ナビでは1時間半でしたが、インター降り間違えで、時間がかかってしまった

 

 

 

向かう先は、 

清里の占いと言ったら、ここ!

 

 

【占いの待庵】さんです。

14年ぶりの再訪です。

 

 

 

14年前の占いがかなり的を得ていてね。

あの時の言葉はこういうことだったのかぁ…と。思い当たる節がいくつもある。そう、この病気のことも 

 

 

 

待合室で待つこと15分。

 

私の前後は40代くらいのご夫婦?恋人?でした。

連休だけあり、占いに来る人は絶えない様子。

 

儲かっていそうですが、待合室は質素そのもの。

手書きの注意書きがそこらじゅうに貼ってあるのが… このアナログ感がまたいいではないの

 

 

 

占い師さんに占いの最中に話しかけるのは厳禁!

質問は最後。

結果はボソボソと低い声で次から次へと発せらるので、脳内いっぱいいっぱい。あー、メモしておけば良かった。

 

 

 

脳内から溢れ出ないうちにと、直後にスマホにメモしたので忘却録を。

 

 

 

占い待庵

10分ほど+質問 で15分ほど

鑑定料2000

 

 

 

 

 

「恋愛、仕事、健康、金運」から2つ選ぶ

それ以外の具体的なことでもよし

私は仕事と健康を選ぶ

 

 

年齢を聞いただけ  

易で占う

棒をパチパチと

 

 

 

 

●仕事運

 

今の仕事 むいている

学校 子ども 木

任されたほうが発揮できる人

事務職は向いていない

 

続ける続けないは自分が決めること

 

趣味を活かしていく仕事もよい

 

 

 

 

●健康運

 

35年先をみて整えていく

ストレスや胃腸が弱い

歯の噛み合わせ

 

 

ストレス発散には

例えば今日みたいに出かけたり

趣味を充実させる

 

 

 

ラッキーカラー 青 黄色

青色の石 サファイヤ など 

 

 

 

 

その後質問 5分ほど

 

自分が昨年大病していた旨を話す。

「元気なうちにと、ここへ14年ぶりに来ました」と話すと占い師さんの目つきが変わった。

 

 

「寿命を言う占い師は偽者」

 

 

言わないものであると。

 

 

(最後は私の心の中を見透かされた感)

 

 

 

 

渡された、占い結果。

文字がよく読み取れないのが悔しい

 

 

 

ラッキーカラーを聞いて、普段なら買わないであろう色の食器をお土産屋さんで衝動買い

 

お月見が近いし♡うさぎさん大好きだし♡黄色と青はラッキーカラー♡と、脳内完全に占い信じちゃってます乙女になってしもうたわ

 

 

 

少女の頃から占い好きの私。

雑誌My birthdayは愛読書。おまじないも遊びの範疇。中学生の頃かなぁ、貯めたお小遣いで当時流行りのラピスラズリの石を買ったっけ

 

 

そのうち自分でも占いをやりたくて、タロットや手相を独学で学ぶくらいのはまりよう

 

 

大人になると、旅先や出張ついでにちょいと占いでもひっかけてくか、と占い師を品定め(←言い方…)。占いは趣味の一つとなりました。そうそう、35歳の時はカンボジアの山奥まで占いに行ったという、まあまあ怪しい奴です

(ちなみにそのカンボジアヤマンバみたいな老婆占い師、的中しまくりでしたね)

 

 

 

だけど、

 

なんだろな、、、

 

14年前、娘を妊娠して6ヶ月の時に友人と旅ついでに、この清里の占いをしたら満足してしまい、占い熱が急に下がってしまった。

 

 

多分、子どもを授かったことで、その当時の人生の悩みがなくなったというか。

出産して子育て中は占いなんて非現実。妄想する暇もなかったのでしょうね。

 

 

今回の占いは、前回ほどの衝撃はなくて、強いて言えば歯の噛み合わせのことにドキッとしたくらい(抗がん剤治療前に歯を2本抜いたため、治療しないと)

 

 

 

占いは受け取りようで如何にでもなる。

 

 

ただ、「ストレス発散には今日みたいに出かけることが良い」を言われたことには素直に頷けたかな。

 

 

「今日思い立って清里へ来た!爽快感!達成感!リフレッシュできている!私、幸せ!」

 

ふつふつとためていた思いが溢れてきた。

 

 

そうだった!私は一人でぶらり、ふらふらどこかへ行くのが好きなのだ。

闘病中であれ、そういう事がまたできるようになった!

これからだって遠慮しなくていいんだ!

たまにはこうやってふらふらしよう!

うん、それがいい、

他の誰でもない【私が】やりたいことだーー!

 

 

帰りの車中で絶叫

 

 

 

しあわせだーーー!

 

 

 

気持ちが軽くなり、帰りはレタスやキャベツ畑をよこ目に、ユーミンを聴いて歌いまくり

 

 

そして、また日常に戻る。

お皿は食洗機に入れて夕食準備。

 

 

このお皿、1週間経ってもまだ使ってない

 

 

 

 

そういえば…

中学生の時に買ったあの青いラピスラズリの石

、どこへいったんだろう?

 

 

何かを信じたり大好きだったりしても、そんなことも時が経てば忘れてしまうもの。

 

 

だけど、何かの偶然で思い出す。

記憶の箱からゴソゴソと探して。

時に箱から溢れ出すからおもしろい。

 

 

 

お皿を見て懐かしくなるくらい長生きしたい、今しみじみ思う。