きの【白血病 闘病記】

2022.8〜 急性骨髄性白血病を発症。別ブログで【闘病記】を書いていたものを、こちらにも残しておきます

【闘病記】大晦日にガン友会

1月23日 11回目の外来予定 ←今ここ

 

 
 
晦日のファミレスランチタイム。
 
 
6人席が空くのを待ち中、レジ背後にあるコーヒーMAPに目がいく。
 
 
ほー、こんな世界地図、珍しいな。
家にあったらカッコいいなぁ、と眺めて待つこと15分。

 

 

晦日だから、さほど混んでないのかなと思いきや、次から次へとお客様が来る。

 

 

「大晦日は主婦は忙しくて出かけられない」なんて、はるか昔の話になったのか。

 

ガン友さんらと、今年最後の集まりが大晦日になったのは、お世話になっていたお掃除の方(Aさん)が退職され、この年末の数日間、遠距離バスに乗ってこちらへ来てくれたから。

 

 

私もですが皆さん、お掃除のAさんが大好きで。入院中はAさんには励ましていただいたり、日々の入院生活に笑いをもたらしてくださったりと、ひまわりの花のような存在の方でした。

 

Aさんの人柄故にコミュニティは広く、患者さん同士を繋げてくれたりと、看護師さんではできないことをサラリとやってくれて。(患者さんと繋がってる人なんてそうはいないはず)

Aさん、この大晦日夜も元患者さんらと会う約束があるよう。

 

 

そんなコミュ力が破壊的に抜群なAさんを囲んで、集まったガン友主婦連!

 

 

いつものメンバー3人以外にも、初参加の方もいて、懐かしいし嬉しいし、「きゃー!久しぶりー!」と、テンションMAX状態。

 

 

晦日混み合うお店できゃーきゃーうるさい主婦達。病状を伝え合う話よりも、盛り上がってたのは

 

 

恋バナ

 

 

えっ?主婦が?

 

 

ってとこですが、

いくつになっても恋をしている人がいれば、のろけたり悩んだり恋バナに花が咲く。たとえそれが妄想であったとしてもダッシュ

 

 

あー、

 

 

なんて平和な大晦日

 

 

今日は夜はお年取りのご馳走があるため、ランチは軽めのケーキセットをいただきました。移植されたお2人はまだ生クリーム解禁にはなってないと、この時知り得ました。申し訳ない‥

 

 
 
私は席取りに11時に来て、途中参加や退席の方もいて、最後2時半まで残ったのは化学療法で終えた3人とAさん。
 
 
最後のあたりでやっと本題?
長年病棟で働いていたAさんから、入院中のあれこれを聞いて、あの治療の恐ろしさを改めて思い出しました。長く生きている方もいれば、そうでない方の話も‥ 
 
 
現実を感じました。
 
 
血液内科の病気の恐ろしさ。
 
 
これから再発が気になる私達3人に、入院時と変わらず、Aさん節で私達の不安を解消し励ましてくれました。ありがたい。
 
最後帰る時には晴れ晴れとした気持ちで「また来年も会おうねー」と。
 
 
 
 
 
去年の今を思い出す‥
 
私、去年より、はるかにマシに生きている。
 
だからいいじゃないか!
 
 
 
でも何だろう。
 
 
 
今ここにいる私は私なんだけど、私じゃないみたいな。
 
 
 
人生で大きな悲しみや苦しみやこんな大病や、何かが起きた後に感じる、今の自分の不思議。
 
あれ、
私って?
って感じ。
 
 
 
帰りの運転しながら、あれ?あれ?と痴呆のようになっていた私。
 
それを俯瞰している私がいる、
そんな不思議を感じていた大晦日でした。