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急性骨髄性白血病(M2型)2022年8月2日から闘病中。夫と中1娘の3人家族、高齢お母さんです。自身の闘病生活を、誰かのために自分のために、【期間限定を目標】に綴っていきます。
地獄絵図の副作用
一時退院 9/6(火)〜9/14(水)
2クール目 地固め療法1回目 9/14(水)〜10/8(土)
一時退院 10/8(土)〜11/1(火)
地獄再び(帯状疱疹で入院延期)
3クール目 地固め療法2回目 11/1(火)〜11/29(火)
一時退院 11/29(火)〜12/13(火)
幸せな2週間
4クール目 地固め療法3回目 12/13(火)〜1/11(水)
一時退院 1/11(水)〜1/24(火)
5クール目 地固め療法4回目 1/24(火)〜←今ここ
〜闘病生活 188日〜
〜入院生活 130回〜
抗がん剤治療開始し一週間経ち、そろそろ血球数値も下がりだす本日。5人部屋から通称「センター」と呼ばれる準無菌室のある部屋へ移動しました。
センター入り口は二重扉でガッチリ。菌を入れさせないようになってます。
こちらに来ると何だかホッとする〜。
移動したら、ちょうどお部屋の掃除時間中で、元気な人は廊下に出てきてる時間。
私が入ると手を振ってくれる。
馴染みのお顔も4人もいる。
「おかえり〜」
3人は4、50代のママさん達。すぐにその輪に入り再会にしばし話に花が咲く。
「シャバは寒かったよぅ」
お互いの近況報告をさらっとして、またねー、と清掃が終わった各自の2人部屋へ入る。
私の同室は前回ちょっと会った高校生ちゃん!
と、思いきや、病室の入れ替えがあり別の方が入られました。重症なご様子で、一般棟(通常の入院病棟)から移動されてきました。
この方と何日間ご一緒かしら。
あ、そうそう。
昨日の認知症のおばあちゃん、今日退院予定が体調急変で出来なくなり。吐き気からかゲホゲホとお辛そうで。
これからどうされるのか私には分からないままいっときの出会いでした。
かわいらしいおばあちゃんで、看護師さん達との会話も何だか微笑ましいの。
「お茶が美味しかったよ、奥さん、またお茶ちょうだいな」
「はいはい、奥さんって誰のこと?ここは病院ですよ」
「はれ?びょーいん?はれ?はー。あ、あ、あぁ須坂のねぇ」
「ここは長野の日赤ですよ」
「はー。日赤、はー。あれ、にいちゃん(長男さんのこと)はどこだね?」
「息子さんはいませんよ」
「はれー。まぁ、にいちゃんどうしただかねぇ」(にいちゃんが病院にいると思ってる?)
お茶をすするときの掛け声もどうしてこんなにかわいいのかしら。
「熱っ。ふー、ひー、熱っ。熱いなぁ。ふー、ひー、熱っ。」
(おばあちゃん、やけどしないでね)
カーテン越しのおばあちゃんのフーフー姿を思い描く。
歳をとると幼子に戻るとはこのこと。
良くも悪くも。
入院も120回を超えると様々な患者さんにお会いします。
ほんの半日だけご一緒の方もいれば、2、3週間同室の方もいる。
ちょっと会話して
ちょっとお互いを思って
出会っては別れ
また誰かと出会って
星のまたたきのよう。
ご縁のある方とはまた出会うでしょう。
(おばあちゃん、お元気でね)