【5人病室での様子を淡々と記録】
冷蔵庫カードの残数が777!ちょっと気分が上がる
昨日は移植された方と一時退院の2人が退院された。
午後にベッドが空いてすぐ、隣に認知症のおばあちゃんが入り、夜中には緊急入院のおばあちゃんが入った。バタバタな夜中。
2人とも血液内科じゃない方。
認知症のおばあちゃんの言動、見聞きしていて、何だか切なくて泣けてくる。
〈昼間〉
昨夜同室になった方は97歳!
もうずっと寝ながらの診断。
年始の数日間には、この5人部屋中3人が高齢要介護の患者さんで、ナースコールが鳴り響く日々だった、と退院された方が話してた。「気が狂いそうだった」と。
もう1人は認知症で、夜中にボケが加速されたのかなんか怒り口調でぼやいていた。家の中を改造してこんな部屋になったと怒ってる。朝になっても徘徊。
看護師さんのことは、「奥さん」「お姉さん」と呼んでいて、何度も「ここは病院ですよ」と看護師さん達が言い聞かせてもわかってないようだ。
午前中何か手術をされ、午後は何かの治療が無事終わり今は静かに寝ている。
〈夕方〉
お隣おばあちゃん、ひと眠りしたらまたボケて騒いでる。
徘徊するから、看護師さんになだめられながらそっと肩にセンサー付けてもらってた。
明日退院だそう。
〈夜〉
認知症のおばあちゃん、同室の他のベッドに入ってしまった。靴も履かずに出歩くし、ここがどこだか分からなくて、何度もナースコールしたりえらい騒ぎ。
看護師さん達、大変そう。
介護職並み、それ以上だ。
97歳のおばあちゃんは頭はしっかりしているけど、動けないからじっと横になってる。
何だか泣けるてくる。
認知症おばあちゃんのおかげでお部屋は妙な活気が出て賑やかで、暇な私としては悪くはない。
〈消灯前〉