きの【白血病 闘病記】

2022.8〜 急性骨髄性白血病を発症。別ブログで【闘病記】を書いていたものを、こちらにも残しておきます

【闘病記】五人部屋のある日の1日

【5人病室での様子を淡々と記録】

 

 

 

冷蔵庫カードの残数が777!ちょっと気分が上がる

 

 

 

 

 

昨日は移植された方と一時退院の2人が退院された。

 

午後にベッドが空いてすぐ、隣に認知症のおばあちゃんが入り、夜中には緊急入院のおばあちゃんが入った。バタバタな夜中。

2人とも血液内科じゃない方。

 

 

認知症のおばあちゃんの言動、見聞きしていて、何だか切なくて泣けてくる。

 

 

 

〈昼間〉

 

 

昨夜同室になった方は97歳!

もうずっと寝ながらの診断。

年始の数日間には、この5人部屋中3人が高齢要介護の患者さんで、ナースコールが鳴り響く日々だった、と退院された方が話してた。「気が狂いそうだった」と。

 

 

もう1人は認知症で、夜中にボケが加速されたのかなんか怒り口調でぼやいていた。家の中を改造してこんな部屋になったと怒ってる。朝になっても徘徊。

看護師さんのことは、「奥さん」「お姉さん」と呼んでいて、何度も「ここは病院ですよ」と看護師さん達が言い聞かせてもわかってないようだ。

午前中何か手術をされ、午後は何かの治療が無事終わり今は静かに寝ている。

 

 

 

〈夕方〉

 

お隣おばあちゃん、ひと眠りしたらまたボケて騒いでる。

徘徊するから、看護師さんになだめられながらそっと肩にセンサー付けてもらってた。

明日退院だそう。

 

 

 

〈夜〉

 

 

認知症のおばあちゃん、同室の他のベッドに入ってしまった。靴も履かずに出歩くし、ここがどこだか分からなくて、何度もナースコールしたりえらい騒ぎ。

 

看護師さん達、大変そう。

介護職並み、それ以上だ。

 

 

97歳のおばあちゃんは頭はしっかりしているけど、動けないからじっと横になってる。

 

 

 

 

何だか泣けるてくる。

 

認知症おばあちゃんのおかげでお部屋は妙な活気が出て賑やかで、暇な私としては悪くはない。

 

 

 

〈消灯前〉

 

認知症おばあちゃん、
97歳の方のベッドに入って
布団を床に落としたり、
いろいろとあり、
睡眠薬飲んでもすぐには寝なくて、
 
さっき
夜だけナースステーションに移動された。
 
 
 
 
 
 
 
 
ひと騒動の1日であったが、
いろいろと感慨深い。
 
 
 
私もいつか歳をとる。
認知症にはなりたくないが、こればかりはわからない。誰だって、なりたくてなったわけではない。
 
 
周りに迷惑かけないで、穏やかに死を迎えることは理想だ。でも実はすごく難しいことなのだろう。
 
 
 
先のことは誰もわからない。
だからこそ今を大切に。