白血病が判明してから
入院までの数日間のこと
前回からの続きになります。
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入院までの数日間は、火事場の馬鹿力というか、心身ともに過活動。睡眠時間も3時間くらい!でも不思議と疲れ知らずでした。
金曜日に白血病告知があり、土曜日は午前中は買い物、家族でお昼を食べ、午後は一人職場の片付け、生徒と面談、買い物して、夜は食材消費と作り置き。
土曜夜は娘と一緒に寝て、娘と大泣き。
そして夜中…
ゴソゴソとクローゼットの秘密の箱を開け、自分が死んだ時に家族が困らないように、いや、私が恥ずかしくないように、昔の手紙や日記や思い出の類を整理して。
畑で燃やすゴミ…?
まぁ結局のところ、燃やすほどでもない?、とビリビリ破って可燃ゴミに入れましたが。
自分が恥ずかしいから…って、死んだら恥ずかしいも、何も、ないのに、ね!
何にしがみついているのだろう、私は。
そうこうして、入院まであと2日間。
やることいっぱい!
日曜日は片付けや準備予定を変更し、15時まで娘のために時間を使いました。
何をしたかというと…
夏休みの計画!
困っていた学習計画の他、お母さんがいなくても不安にならないよう食事や健康面について、友達や夫と出かけるお楽しみの計画も随所に盛り込みます。
楽しい夏休みになるように
お母さんいなくても、さ。
日曜日は娘のこれに15時までかかり、その後は夫へ家庭の諸々を引き継ぎです。
家事の中でも夫ができそうな掃除や娘の学校関連、地区関連、そして1番大切なのが金銭管理(我が家は私が全て管理していました)預貯金保険や投資関係の確認!
私に何かあっても困らないように、、、とメモに残しながら。夫と真面目に話し合うから、これまた時間のかかることったらない。普段から夫婦間で話していないツケもきた。
自分の独身時代からの投資関係は夫は知らずで、今回初めて知ったというか…まぁ、まさか自分が早死にするなんて思ってもみないですからね。熟年離婚や老後独り身も考えて、備えあれば憂いなしのつもりでした。
もし突然死ならば、こういう家庭内の事務的な諸々って、どうなるのでしょうね…
人はいつ何時、何が起こるがわからないから、
パートナーに秘密にしておくのはどうなんだろうか、なんて今回改めて思いました。
昔でいうタンスへそくり?とか、パートナーは分からないだろうなぁ
墓場に持って行けるものなんて無いのに。
あるのは生きてきた思い出だけなのかもしれない。
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そして夕方から夫にも手伝ってもらい、入院準備です。
ネットで検査し1ヶ月入院する際に必要な物を並べててから詰め込みます。そうそう、入院中に「エンディングノート」を書こうと入れました いつか書こうとしまってあったヤツ。
そして、翌日月曜日。
早朝4時に職場へ出かけて、片付けや引き継ぎ準備。一軒家の職場です、ガサゴソ朝から…、ご近所さんも驚いてたかしら
月曜日もスケジュールいっぱいです。
仕事関係者に連絡、
11時に会議に出て、同僚の先生方へ報告。先生方にとっても衝撃の時間だったようです。
マックで娘を待たせておき、職員へ挨拶後は娘と日赤近くのデニーズでお昼を食べて、13時に日赤で入院前コロナ検査。
「お母さんとこうやって外食するのも当分ないから、今日は何でも好きなの食べようね」と。
娘はハンバーグドリアとパフェ、私は普段は頼まないステーキランチを。
この時、ホッとしたからかな。
2人で食べたり出かけたりした思い出がブワッと溢れてしまい、デニーズで号泣。
泣けて泣けて。でも栄誉つけなきゃ!とステーキを口に入れて、噛んで噛んで、泣いて泣いて。
娘も涙堪えてた。
その夜はさすがに疲れ果てて、夕食を作る気力ゼロ。そしたら、みかねた娘がお蕎麦を茹でてくれました、
お蕎麦と納豆と桃の夕食。
入院前の最後の夕食に、好物を作ってあげられなくてごめんね。
この夜一緒に食べたお蕎麦は一生忘れません。
続きます。
長いブログを読んでくださりありがとうございます。
もうちょっとだけ当時のことを振り返って、ここに残しておきたいと思います。