【闘病記】年末年始と食のこと
見ていただきありがとうございます。
急性骨髄性白血病(M2型)2022年8月2日から闘病中。夫と中1娘の3人家族、高齢お母さんです。自身の闘病生活を、誰かのために自分のために、【期間限定を目標】に綴っていきます。
地獄絵図の副作用
一時退院
2クール目 地固め療法1回目
一時退院 地獄再び(帯状疱疹)
3クール目 地固め療法2回目
一時退院 幸せな2週間
4クール目 地固め療法3回目←今ここ
〜闘病生活 155日〜
〜入院生活 108日〜
年末ですね。
病院の中も年末感が漂ってます。
29日〜3日までは休院のため、院内はシーンとしています。土日以上にシーン…
まぁ、休みであっても通常の治療は進められていくのですが、看護師さんも少ないからか、廊下から音があまり聞こえない。
そして、患者さんも年末に退院される方もちらほらと。年末だからでしょうか、血液内科での入院も少なくて。かつ、一般床から無菌病床へのベッド変えの方もいなくて。
おかげで私は24日から同室者がいないのです!1人部屋状態!!
ひゃっほう〜
窓際ベッドだけでもラッキーなのに、1人部屋状態だなんて
私、なんてラッキーガールなんでしょう。
神様、ありがとう。
ガールで許して。
1人だから、
ひとり言も言い放題。
ため息思いっきり、はぁ〜ってつける。
鼻歌歌える。
動画もTVもイヤホン無し。
何より、談話室へ行かずとも電話ができる!
長い入院生活中も、こんなラッキーな人いる?
なかなかいないはず。
良いことがあると後が怖いわ。
と、
怖いわ
怖いわ
と、うっすら思っていたことが的中
今回の3回目の地固め療法では、まともに元気な日が2、3日だけ
1回目の抗がん剤治療の地獄絵図まではいかないものの、吐き気頭痛から始まり、好中球が減るに従い、下痢と高熱、頭痛に腹痛。
今こうして書いているのは、魔法の薬トラマールが効いているから。3時間は元気。
何か…腸内で元々いたナントカ菌が暴れ出してしまい、好中球のゼロ時期だからやっつけてくれないのです。ナントカ菌が好きなように動き回っているのが、外側からでもわかります。
さらに悲しいかな。
腸内ナントカ菌のせいで食事をストップされたのです!水分のみに制限されてしまいました。栄養点滴1500カロリーで命つないでます
2回目の食事ストップ。1回目の抗がん剤治療は3週間ストップでした
治療中は食欲もなく食べられる日も少ない私にとって、ストップされることはそんなに悲しいことではなかったのですが、今回は日が悪かった
だってね、
年末年始の特別献立が食べられないから
まともに食べられなくてもいいの。
ちょっとつまめるだけでも。
いや、見るだけでも良かった。
31日のお年取り献立(信州では元旦より大晦日のほうがご馳走なんです)と、元旦お祝い献立。
廊下に貼り出されるメニュー表を見ては、「わぁ、おせちが食べられる♡」と、小さな小さな楽しみにしていた私にとって、この仕打ちはデカいのであります。
世の中が浮き足立つ年末年始に入院していて、そんな中見つけた小さな楽しみ。
仕打ちされた私。
ホントに不幸だ。
今まで食に関してこだわりもなく生きてきた私にとって、今回初めて知りました。
食の恨みは大きいのだと。
誰に対して恨んでいるわけでなく、恨みは私自身の血液細胞やナントカ菌。見えない物体を恨むとまた仕返しがきそうだし、ホントにこの感情をどこへぶつけていいの?
って、ここでしょ
自分のただの愚痴の吐きだめ。
ごめんなさい
こんな日記の日もあってもいいですよね。
外はクリスマス寒波の雪解け
治療中は食事制限があったり、今回みたいに禁止期間があったりして、何かこう「食べること」に異様に執着している自分がいます。
食べ物関連の動画やブログが楽しみになっていますし。中でも「元気になったらどこへ食べに行こうかなぁ」と、信州の外食情報や外食ブログを読み漁ること。
まだまだコロナが怖いから、気楽には外食へ行けないけれど、一時退院中に2回は行きたいなと妄想しています。
食べたい物を食べたい時に食べられる幸せ。
当たり前だけど、普通に暮らしていても難しいこともあります。
年末年始だからご馳走三昧!という人ばかりではないはず。
それでも、
皆が皆、
今の暮らしの中で、
1年の節目にほんの少しでも幸せを感じられる食事ができたら、世の中平和だろうなと思います。
私も年末年始くらいは節約心は抑えて、院内のお高い自販機のジュースを看護師さんに買ってきてもらおう。あ、なんか、楽しみになってきました!
そして晴れて食にありつけた際には、ナントカ菌と共栄共存できるように、体を整えていきたいと思います。
それでは皆様、
少しだけわがままになって、自分が食べたい物を少しでもいいから召し上がって、心暖かい年の瀬をお過ごしください。
よいお年を。