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急性骨髄性白血病(M2型)、2022年8月2日から闘病中。夫と中1娘の3人家族、高齢お母さんです。自身の闘病生活を、誰かのために自分のために、【期間限定を目標】に綴っていきます。
地獄絵図の副作用
一時退院
2クール目 地固め療法1回目
一時退院 地獄再び(帯状疱疹)
3クール目 地固め療法2回目
一時退院 幸せな2週間
4クール目 地固め療法3回目←今ここ
〜闘病生活 147日〜
〜入院生活 100日
今日は冬至ですね。
数えたら入院生活100日ちょうど。
夏から冬へと。年中25℃でカーテンに囲まれた病床にいても、ふとした折に季節の移り変わりを感じます。
その一つが、お食事。
月に3、4回季節を感じる特別献立があるのです。今までだと、お月見献立とかハロウィンとか、あと地場産消費とかもありました。
12月は、もちろんクリスマス。
ちょっと早い20日のお昼にいただきました。
じゃ〜ん!!
(許可いただき載せています)
蓋を開けたらローストチキン1本どーん!
本格的でびっくりしちゃいました。
患者さん達と献立表を見ては「ケーキって書いてあるけど何だろうね?」「スポンジケーキかな?」「チーズケーキって噂だよ」「あー!チーズ食べた〜い」とかワクワクしていて。
実際は…夢が膨らむ想像とは違ったけれど。学校給食でも出るアレルギー対応のケーキでした。
(アレルギーの娘っ子も給食でお世話になりました)
チキンもケーキも楽しみでしたが、私が何より嬉しかったのが、「フルーツ」の文字。特別メニューだもんね、いつものバナナとかオレンジじゃないはず。
期待を胸に…
蓋を開けたとたん目が輝いちゃいました!
いちご
治療中は厳しい食事制限があるため、生ものや発酵食品はNGなのですね。フルーツも基本、皮を剥けるもののみ。一時退院中に「フルーツの中でもブドウといちごは厳禁!」と言われたいちごです。食べちゃダメと言われると食べたくなるのが人間というもの。
憧れのいちごがお出ましするなんて!
思わず「わぁ♡」って乙女のように手を組んじゃいました。
こんなステキなクリスマスメニュー。ありがたいありがたい。
が、しかーし!
この日の私。
いちごとポテト以外はほとんど手をつけず御膳を下げたという… チキンはひと口お味味程度。
は〜
抗がん剤治療の副作用真っ最中の時期と重なってしまい…
吐き気と頭痛で
まぁ、抗がん剤治療4回目ともなれば、わかってはいたのですがね。食べられない時期と重なるだろうなって。
私の場合ですが、「病院食は楽しみの一つ♡」という気分になれる日にちの少ないことよ…
これまでの入院生活中も、私はまともに食べられる日があまりなかったのです。この移植センター病棟の患者さんの多くがそうなのかもしれないですが。私はホントに食にありつけない栄養点滴ガラガラ必須ガン患者です…
そんな吐き気と頭痛に苦しむ中、せめて記念にと写真におさめておきました
苦しい闘病生活ではありますが、1日何か一つは幸せを見つけて乗り越えなくては!と思っていて。
特別献立に添えられたお便りがありました。
Happy Xmas(War Is Over)
ジョンレノン!
高校生の頃よく聴いたっけ。
懐かしいな。
聴きながらお昼を過ごしました。
添えられたメッセージの最後に
【皆様の一日も早いご快癒を心よりお祈りいたします】
「一日も早いご快癒を」
ほんとにそう
一日
一日
一日も早く
一日も早くって
一日でも早く退院して
闘って
闘って
一年でも
一日でも
長く生きたい
(思春期のお子様ともぜひ聴いてほしい!ジョンレノン)
和訳付き