「最後の入院は何ごともなく終わりたい!」
と希望を持って入院したのに…
やっぱり…何かしらの症状は出てきてしまうものですね。
2月1日から徐々に「お腹ヤバいかも?」とヒタヒタせまる腹痛に怯えていたのです。土曜日がピーク!
腹痛、下痢、便秘、そしてとどめに嘔吐
嘔吐はずっとなかったのに
吐きながら、激痛だし悲しいし情けないしで涙が出てきて、ヒックヒックと幼子のように泣いては吐きました。
本当につらかった。
今日7日になりだいぶ回復してきましたが、お腹の中にエイリアン(と名付けた)がまだいて、たまに暴れてます
エイリアンは通常時も私の中にて、いつもは好中球君になだめながらおとなしく生きている菌です。好中球君が少なくなると暴れちゃう
治療では、悪い血を潰すと良い血も潰れてしまいます。白血球の中の好中球数が0になり、また身体を復活させていきます。その0時期に様々な感染症に注意しなければなりません。
感染には気をつけるのはわかってはいるのに、毎回何かしらやらかしてしまう私
今回の地固め療法4回目は、4種類もの抗がん剤を投入しました。(今までは2種類、5日間〜7日間)
地固め療法4回目
治療名が、
A-triple V療法
Vが3つだから、トリプル♪
トリプルと聞けば、フィギュアスケートを思い出してしまう私。なんだか、名前だけはカッコいいですね!
いやはや、名前の通り強烈でした
私は1回目の寛解導入療法時に地獄絵図のごとく辛い副作用と感染症でした。吐き気、下痢、便秘、痔、皮膚炎、高熱に頭痛に口内炎。特に酷かったのが口の中の皮が剥ける謎の症状。びろ〜んって裂ける皮をはぐこともできない。ヒリヒリして何しても痛い。喉もやられて痛くて水さえ飲めない。カニみたいに口から泡がぶくぶく出る。カニ泡でしゃべることもままならない
口腔外科の先生に裂けた所にいきなり塗り薬をちょんちょんされた際は、まさに富士火山のごとく!!!
叫び声を抑えられなかったわ
今なら笑い話に変えられるけれど、あの1回目のひどさはもうこりごり。本気で「死んだほうがマシ!」と思いました。
(実はもう一回死んだほうがマシと思ったのがあります、帯状疱疹!)
あの辛さがベースにある私は、2回目以降に症状が出ても「1回目よりはマシ。余裕だわ」と流せた。もしかしたら、移植するにあたっての副作用もあの辛さがベースにあれば乗り越えられるかもしれない。(そんなことはないでしょうが)
5回の抗がん剤治療を通して感じるは、
副作用も感染症も【症状は人それぞれ】
軽い人もいれば、私みたいに毎回食事ストップや寝たきりになる人もいる。
いろいろです。
症状の重い軽いは違うけれど、【闘病している】ということは同じなわけであり。
軽いからといって、「いいなぁ」と人と比べてはならないなと自分を戒めてます。どうしても、心が弱まると、症状が軽い人や元気そうな人がうらやましくて、「自分はなんでいつもこうなんだろう」と比べてしまう。情けないです。
「それは病気だし仕方ないよ」とやわな自分を受け入れることもできるけれど、いややっぱり違うよなって。
人と比べるなんてできないのに。
比べるは【自分軸】でありたい。
難しいことだけど。